掃除について

僕は掃除が好きだ。といっても毎日の掃除ではなく、たまに行う大掃除。これが好きだ。

テストの直前、レポート提出の前、バイトに行く前...何か嫌なことを控えた時には僕は決まって大掃除を始める。

まあただの現実逃避である。子供というかなんというか

しかし掃除が終わったあとのすがすがしい気持ち、達成感は何事にも変えがたいものである。

机にたまったホコリを拭き取ったとき、床に落ちてる髪の毛を吸い取ったとき、家中の金属をピカピカに磨いたときの気持ちよさは形容しがたい。

そしてなにより掃除をしているときには時間がゆっくりと進む感覚がある。

座禅をしている時のように、何も考えずただ黙々と作業をする瞬間。これがたまらなく好きなのだ。

だから追い詰められて、悩みに悩んでいる時に掃除をしたくなるのだろう。

頭を空っぽにできて、程良い達成感を得ることのできる掃除を。

そして今僕の部屋にはグチャグチャになった洗濯物、ペットボトルの山、本の山が形成されている。

これはしばらく頭を空っぽにしなければいけないようだ。